認知症診療の地域拠点としての役割
東京都地域連携型認知症疾患医療センターとして渋谷区で唯一の指定を受けている医療機関、それが代々木駅前脳神経内科・内科クリニックだ。この指定は東京都が1区につき1医療機関のみに付与するもので、認知症の診断・治療における高度な専門性が求められる。アルツハイマー型が全体の約7割を占めるとはいえ、認知症には多様なタイプが存在し、症状の出方も人によってまるで異なる。進行を緩やかにする新薬の選択肢が広がっている今、早い段階で専門医にかかる意味は以前より大きくなっている。
介護スタッフや地域の多職種と連携しながら、医療面だけでなく生活全体を視野に入れた支援を組み立てている点が印象的だった。ご家族からの介護相談にも応じており、「本人だけでなく家族の負担も一緒に考えてもらえた」という声が目立つ。市民講座や勉強会といった啓発活動にも力を入れ、認知症の方がその人らしく暮らせる地域づくりを進めている。こうした取り組みは、診察室の外にまで広がっている。
神経内科専門医が診る頭痛・めまい・しびれの外来
頭痛やめまい、手足のしびれ、歩行の不安定さ——原因がはっきりしない症状を抱えたまま、どの診療科を受ければいいか分からず困っている人は少なくない。代々木駅前脳神経内科・内科クリニックでは、日本神経学会神経内科専門医の松村美由起医師がこうした症状を幅広く診察している。物忘れの相談から神経疾患の鑑別まで、一つの窓口で対応できるのは専門クリニックならではの利点だろう。検査の必要性や治療方針についても、患者本人が納得した上で次のステップに進む流れを徹底している。
受診した患者からは「症状の説明が分かりやすく、不安が和らいだ」という感想が多く聞かれる。松村医師は東京女子医科大学附属成人医学センターでの長い臨床経験を経ており、神経症状だけでなく全身の状態を踏まえた判断を得意としている。同センター閉院後、通院していた患者からの要望を受けて開院した経緯もあり、「以前からの主治医にまた診てもらえる」と再び通い始めた人も多い。
生活習慣病の管理と院内検査設備
高血圧・高コレステロール・糖尿病といった生活習慣病の管理は、脳血管障がいや心疾患のリスクを下げるうえで欠かせない。代々木駅前脳神経内科・内科クリニックでは人間ドックの現場で培われた知見をもとに、長期的な視点で患者ごとの健康管理プランを組み立てている。健康診断で数値の異常を指摘された場合は再検査や精密検査を実施し、生活習慣の見直しから治療計画まで一連の流れを院内で完結させる体制が整う。インフルエンザワクチンをはじめとする予防接種の相談にも応じている。
院内にはCTや胃内視鏡検査の設備が備わっており、必要な検査をクリニック内で受けられるのは通院する側にとって負担が少ない。個人的には、脳神経内科の専門クリニックでここまで内科的な検査機器を揃えている点が意外に感じた。より高度な治療が必要と判断された場合は連携病院への紹介もスムーズに行われ、日々の小さな体調変化を拾い上げながら適切なタイミングで次の医療につなげている。
JR代々木駅西口徒歩約1分のアクセスと診療時間
JR代々木駅西口から徒歩約1分。駅を出てからの動線が短く分かりやすいため、初診の患者でも迷わずたどり着ける立地にある。複数路線が乗り入れる代々木エリアの利便性もあり、渋谷区内だけでなく近隣地域から通う患者も多いという。定期通院が必要な慢性疾患の管理では、アクセスの良さが治療継続に直結する。
診療日は月・水・木曜日が10時から18時、土曜日も10時から17時まで受け付けている。平日に時間が取りにくい人でも土曜日に受診できる点は助かるという声が聞かれる。待合室には認知症の方が制作した切り絵アートや作家の作品が飾られ、落ち着いた色調の内装とあわせて待ち時間の緊張感をやわらげる工夫がされている。

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