少食・偏食の悩みに、専門家がオンラインで向き合う
子どもが食べてくれない、食事の時間が苦痛になっている——そんな保護者の切実な声に、Hikari Table株式会社はオンラインで応じている。少食・偏食のお子様を対象とした「勝ち食プログラム」は、無理に食べさせることを前提にしない。食卓の雰囲気を明るく保ちながら、食べる楽しさを育てることを出発点に据えた指導スタイルが根底にある。
偏食を「治すべき問題」と決めつけず、まず子どもの個性として受け止め直すアプローチに、「こんな視点があったのかと気が楽になった」という反応が保護者から多いという。プログラムはオンラインで提供されるため、静岡県外の家庭でも距離を問わずアクセス可能だ。
スポーツ栄養から治療院連携まで、事業の射程の広さ
Hikari Table株式会社のサービスは、子どもの食事指導だけにとどまらない。スポーツ選手の競技力向上を支える栄養指導では、怪我・体調不良からの回復ケアも実施し、再びフィールドで活躍するための食材選びや調理の工夫まで丁寧に伝える。治療院向けにはオリジナル栄養レターの配布や個別相談の受付を行い、医療・健康領域との連携も着実に広がっている。
成長期の女子アスリートへの専門支援も展開しており、貧血・生理不順・日々のコンディションの乱れに特化したプログラムを提供中だ。小学生から高校生まで対象年齢も幅広く、ご本人だけでなく保護者にも分かりやすい形でアドバイスを届けている。
「自ら選択できる力」を育てる、代表・小野くみ氏の哲学
「支えられるだけでなく、自ら選択できる力を育てる」——この言葉が、Hikari Table株式会社の活動全体に通底する姿勢だ。代表の小野くみ氏は、管理栄養士として子どもたちの成長に長年関わってきた中で、制限や管理より習慣の形成を重視する指導スタイルを確立してきた。日々の小さな選択の積み重ねが栄養の力の源泉であるという考え方は、プログラム設計の随所に反映されている。
単発の指導で終わらせず、長期的な視点で継続的に伴走するスタイルが基本だ。カウンセリングでは些細なことやプライベートな悩みも相談しやすい仕組みを意識的に整えており、初めて利用する方でも安心して話せる空気感がある。個人的には、この「話しやすさ」への配慮こそが継続率に直結しているのだと感じた。
チームで学ぶセミナーと、栄養士が自立するコミュニティ
スポーツチームや団体を対象にしたセミナーをオンライン・オフラインで開催し、メンバー全員の栄養に対する意識を底上げする取り組みを行っている。個人の努力だけでは届かないパフォーマンスの向上が、チーム全体の知識の底上げによって生まれるという考えが根底にある。フリーランス栄養士のコミュニティでは、食育セミナーや勉強会を通じて参加者が実践的なスキルを積める環境を整えており、「栄養士として自分らしく働きたい」という願いを形にする場として機能している。
コミュニティ内では学びと実践が一体化しており、孤独になりがちな個人活動を支え合う仕組みが整っている。栄養士業界の新しい働き方の形として、じわじわと注目を集めている取り組みだ。


