三世代から託される、金沢区の小児医療拠点
1993年の開院から30年あまり、ふじわら小児科は親から子、さらにその子へと受け継がれる「家族のかかりつけ医」として歩んできました。2024年に院長職を引き継いだ藤原祐医師は、横浜市内のいくつかの病院で小児科専門医としての研鑽を重ね、副院長時代を経て現職へと就いた人物です。地域への深い愛着と臨床経験の両方を持ち合わせた医師が、診療の中心に立っています。
京急富岡駅から車で6分ほど、駐車場は8台分を備えており、金沢区だけでなく磯子区や港南区からも家族連れが足を運んできます。看病で疲れた保護者の体調にも気を配り、家族単位で診ていく姿勢が長く続いてきた理由だと感じる利用者も多いようです。子どもの診察ついでに親も診てもらえる安心感は、共働き世帯にとって心強い支えになっています。
数値で測れないサインを、会話と手のひらで読み取る
体温計の数字だけでは見えてこない子どもの異変を捉えるため、ふじわら小児科の診察は保護者との対話と触診を軸に組み立てられています。「いつもと泣き方が違う」「食欲の落ち方が気になる」といった親の感覚を診察の入口として大切にし、実際に手で触れて確かめながら状態を読み解いていきます。治療方針を伝える場面でも、専門用語はかみくだいた表現に置き換える工夫を欠かしません。
正直に言えば、ここまで保護者の話に時間を割く小児科は珍しいと個人的には感じました。「うちの子の性格まで理解してくれる」という声が目立つのも、こうした丁寧な姿勢の積み重ねによるものでしょう。一人ひとりに合わせた説明と対応が、長年地域に選ばれ続けてきた背景にあります。
アレルギーから心の発達まで、守備範囲の広さ
診療領域は、インフルエンザ、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、便秘症、夜尿症と多岐にわたります。アレルギー疾患の根本治療を目指す舌下免疫療法にも対応しており、長期的な視点で症状の改善に取り組める環境が整っています。幼児期から学童期にかけての心の発達相談も受け付けており、神経発達症が疑われる場合には専門医療機関への橋渡しも担います。
標榜科目は小児科・内科・アレルギー科の3つ。子どもの看病で体調を崩した保護者が、そのまま内科として受診できる仕組みも用意されています。予防接種や健康診断にも対応しているため、乳児期から思春期までの健康管理を一か所で完結できる点を評価する声が多く寄せられます。
隔離室3部屋と時間帯分離で支える院内環境
発熱や嘔吐の症状で来院した患者専用の隔離室を3部屋確保し、感染症が疑われるケースと一般診療・健診の患者の動線が交わらない設計になっています。消毒と換気の徹底はもちろん、一般診療と予防接種・健診の受付時間帯をあえて分けることで、目的の異なる来院者同士の接触機会を減らしています。
「小児かかりつけ診療科」として20時まで電話相談を受け付けており、夜の急な発熱にも対応できる体制が整えられています。


