サービスの柱は「聞くこと」に重きを置いた相談
漢方なでしこが提供しているのは、漢方薬の販売そのものよりも、じっくりと話を聞くカウンセリングだ。更年期の揺らぎ、不眠、美容の悩み、PMS、頭痛など、検査では異常が見つからない不調を対象にしている。初回は約1時間、2回目以降は30分ほどをかけて状態を確認する。漢方薬の提案は行うが、購入は前提としていない。
料金は初回5,500円、2回目以降3,300円で、カウンセリング料金以上の漢方薬を購入した場合はカウンセリング料が無料になる案内もある。まず相談だけで帰ることができる点は、他の漢方薬局とは異なる部分かもしれない。
「薬を売らない」という経営スタイル
薬を買う場所ではなく、より良い状態を手に入れる場所であることを掲げて開業した経緯がある。カフェのように入りやすく、クリニックのように頼れる存在を目指した運営方針だ。やさしさ、調和、真心、学び、美しさという言葉を理念とし、評価ではなく共感から会話を始めることを重視している。
正直、こうした経営方針を打ち出す漢方薬局は多くないのではないかと感じた。無理な提案を避け、相手のペースに合わせて話を進める姿勢が一貫している。
市内で限られた店舗のみが扱う漢方薬
イスクラ産業の漢方薬を取り扱っている点は、市内でも限られた店舗にしか見られない特徴だという。中医学の理論に基づいた提案の幅を広げる材料のひとつになっている。舌の状態や顔色、姿勢の確認とあわせて、体質に合った漢方薬を検討する流れだ。漢方薬の服用は必須ではなく、養生法の提案だけで終わる場合もある。
食事や過ごし方についてのアドバイスも、漢方薬の提案とあわせて行われている。
得られる変化と続けやすさ
眠りが整うことで朝の目覚めが変わり、肌の調子が安定すれば日々の気分にも変化が出てくるという。年齢を重ねることを否定的に捉えず、その時々に合った整え方を探ることを目的にしている。2回目以降は体調が安定していれば発送でのやり取りに切り替えることもできる。「発送対応があるから続けやすい」という声が目立つそうだ。


