開院までの歩みと、学び続ける姿勢
ところデンタルクリニックを率いるのは、院長の所篤司だ。1999年に大阪府立天王寺高校を卒業し、2006年に大阪大学歯学部を出た後、複数の歯科医院で研修と勤務を重ねてきた。2014年10月、阿倍野区阪南町にところデンタルクリニックを開院してからも、その研鑽は続いている。S.O.R.G(下間矯正研究会)、GPO、K.I.S.S.(関西インプラント研究会)、新大阪インプラント研修会などに所属し、矯正とインプラントの両分野で学びを深めてきた。
複数領域を一人で総合的に診るという体制は、こうした継続的な学びに支えられている。矯正、審美、インプラント、精密根管治療までを同じ医師が担当し、口全体を見据えた計画を立てられるのは、幅広い研鑽の積み重ねがあるからこそだ。取材を通じて、所院長の診療が「一分野の専門」ではなく「口全体の設計」へ向いていることが伝わってきた。
「自分が受けたい治療」という一本の軸
ところデンタルクリニックが掲げるのは、「自分が受けたい治療を」という考え方だ。専門的な知識や技術に加え、科学的根拠に基づいた治療を土台に据えつつ、患者様それぞれの声に耳を傾け、その人に合った治療やケアを提案していく。「もし自分だったらどうしてほしいか」を判断の基準に置くことで、効率や都合を先に立てない診療が形づくられている。
所院長が目指しているのは、専門性と安心感の両立だ。「怖い」「痛い」というイメージを少しでも和らげ、相談しやすい場所であり続けたいという想いを、開院以来変わらず持ち続けている。「抜くしかない」「方法が限られる」と言われて不安を抱えたまま悩む人にこそ知ってほしい治療がある——その発信の姿勢に、この医院の性格がよく表れている。個人的には、理念が言葉だけで終わらず検査や説明の丁寧さに落ちている点が印象に残った。
阿倍野区の「となりの歯医者」であるために
ところデンタルクリニックが自らに課しているのは、阿倍野区で相談先に迷ったとき、身近に頼れる一軒であることだ。話を聞き、可能性を探る姿勢を土台に、専門的な治療まで含めてすべてを一貫して考えることで、無理のない道筋を示していく。「あなたのとなりの歯医者さん」という言葉には、日常の中にある存在でありたいという意図が込められている。
診療理念は、治療後の管理にも及んでいる。メンテナンスや歯周病への対応にも力を注ぎ、治して終わりにしない姿勢を保っている。所院長の歩みと理念が重なり合うことで、ところデンタルクリニックは阿倍野区に落ち着いた診療の場を築いてきた。


